景勝・兼続、出会いそして絆の地 魚沼
関東へ出る国境に近く、越後の要衝だった上田庄。
物語の中心となる二人、兼続と景勝が生まれ、若き日をともに過ごした坂戸城下は、新潟県南部に位置し、当時日本海から関東への物流の中継地点として栄えていました。
八海山の山裾を流れる魚野川の両岸には美しい田園風景が広がっています。冬には一面の大雪に埋もれるこの盆地での少年時代は、義と愛を貫いた兼続の人間形成に大きな影響を与えたといわれています。
二人の生まれ故郷だけあって、坂戸城、雲洞庵、龍澤寺、樺沢城など、『天地人』ゆかりの史跡が多数点在していますが、ハイキングコースとして人気のある場所も多く、泊まりで腰を落ち着けて見て回っても十分楽しむことができます。
景勝の生まれた地 坂戸城跡のカタクリと桜(南魚沼市) 魚野川や街道が交わる公益地でもあり、当時は経済的にも潤っていました。 1598年、会津への移封にともない、堀直寄が入城しましたが、1610年に信州移封となり坂戸城は廃城となりました。 現在でも山頂には実城などの遺構が残っており、国指定の史跡となっています。春になるとカタクリと桜が咲き乱れ、少し遅い春を満喫できます。 〈アクセス〉JR六日町駅、関越自動車道六日町IC |
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景勝・兼続レリーフ |
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浦佐毘沙門堂 |
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銭淵公園
景勝の実父長尾政景が溺死したと伝わる池があります。 |
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龍澤寺 |
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樺沢城跡
景勝生誕地とする説もある城。 |