あかりとそこにあるものをテーマに「たんねのあかり」
谷根(たんね)は山と川に囲まれたちいさな地域です。およそ80世帯、約250人が住んでいます。自然が豊かで、カエルやバッタ、チョウなど生き物がたくさんいます。
谷根(たんね)の町の中心を流れる谷根川は鮭が遡上します。夏の夜には蛍が飛び交い、天の川の見える星空は流れ星が観測できます。
「たんねのあかり」は2009年、上米山小学校の児童と教員の方々の協力も得て、谷根地域の住民のみなさんが取組んだイベントがスタートでした。
きっかけをつくってくださったのは女子美術大学の学生さんと教員の方々。谷根(たんね)という地域とは、ほとんど縁のなかった方々が、地域のネットワークを通じて関わりを持つようになって、「あかり」と「そこにあるもの」をテーマにアートイベントはスタートしました。
「あかり」は風景を灯し、人の心に灯ります。農村の暖かな人の心は世代を超えて伝わります。「そこにあるもの」とは、谷根(たんね)と周辺地域にある風 土・自然・景色・歴史・伝統・つながり・素材などを指します。芸術は遠くにあるものではなく、身近にあるということを実感できるように活動の輪を広げえて いきたいというのが学生さんに触発されて生まれた「たんねのあかり」の源流になりました。
「たんねのあかり2010」 たんねAI(愛)発表+出発式
2010年5月8日「たんねのあかり2010」 たんねAI(愛)発表+出発式が行われました。AIとは’Area Identity’の略で、地域の特徴や魅力を再発見・創出し、外に向けて広く認知してもらうCIの地域版といえます。
清流谷根川に棲む「カジカガエル」をモチーフにしたシンボルマークをあしらったステッカーは、これから発信される「たんねブランド」のPR役を担うことになりました。
地域の自家用車や農耕車にステッカーを貼ることで、地域文化創造プロジェクトの意識を高めることを目指しています。(このステッカーは、評判がよく、たくさんの方々から貼っていただきました。)
こうしてたくさんの方々の力を集めて開催された「たんねのあかり」には、集落人口を遥かに超える約1000人もの方々が谷根を訪れたました。谷根の象徴で もあり、柏崎市民9万人の水源ともなっている谷根川の水面に写るキャンドルの明かりに魅了され、集落を結ぶ回廊に施された約2500個もの「明かり」は橋 の欄干を飾り、各家の農機具に、また「はさ木」に点りましたた。・・・・・・・
たんねの橋
たんねの橋は、町の真ん中を流れる川を渡るために欠かすことができません。この橋も、町全体の美観が整い、川が引き立つ新しい顔となりました。
「たんねのあかり」は回を重ねる毎に規模は大きくなり、それにも増して新たな試・挑戦の気持ちが伝わるイベントです。携わる地域の人たちにとって楽しいイベントです。今年はどんな展開が待っているのでしょう!
谷根の四季が美しい!
⇒ デジブック広場–たんねのあかり
【開催会場】
柏崎市谷根(本部:池田工務店前広場)
【イベント内容】
「あかり」と「そこにあるもの」をテーマに、地域の人々と学生によって、谷根地域の景色を演出します。
【お問合せ】
たんねのあかり実行委員会
上米山地区コミュニティセンター内 TEL 0257-26-2516
【アクセス】
お車:北陸自動車道米山ICから10分/国道8号線鯨波から10分
当ホテルから車で10分程度です。