史跡 飯塚邸で「つるし雛かざり」展示中
つるし雛かざりは初節句を迎える初孫(女の子だけ)のために作られたものです。江戸時代においては、雛かざりを購入できるような裕福な家庭は少なく、せめて雛かざりの代わりに子どもや孫のために手作りの雛かざりで初節句を祝おうとした親心から生まれたものとされています。
つるし雛は全般的には「衣食住」に困らないようにとの願いが込められていますが、雛それぞれに意味が込められています。たとえば、「さるぼぼ」は禍が去るように、ぞうりは「早く歩けるように」、金魚は「金運に恵まれるように」など、それぞれに願いが込められています。
飯塚邸に飾られているつるし雛かざりは、地域の方々が1年間制作を学んできた成果の一部で、春の訪れにふさわしい手芸作品も多数展示されています。
つるし雛かざりの展示最終日となる5月6日には、二田小学校と鵜川神社神楽保存会のみなさんによる神楽舞が飯塚邸で上演されます。
午前10時30分から 二田小学校伝承舞クラブ
宮清の舞(みやきよのまい)、真榊の舞(まさかきのまい)、小弓の舞(こゆみのまい)
午前11時から 鵜川神社神楽保存会
稲田(いなだ)、児屋根太玉(こやねのふとだま)、盆舞(ぼんまい)、鈿女(うずめ)
史跡 飯塚邸
開館時間:午前9時から午後5時まで
開館期間:4月1日から11月30日まで
休館日:毎週月曜日(月曜が祝日の場合は、翌日を休館)
所在地:柏崎市新道5212-4
TEL&FAX:0257-20-7120
当ホテルから国道8号線経由国道353号線で車で約20分