上越市小林古径記念美術館で生誕130年記念展が開催されています
今年は近代日本画の巨匠・小林古径(1883~1957年)が生まれて130年目です。これを記念した展覧会が生まれ故郷である上越市で開催されています。
観桜会で賑わう高田公園の一角に小林古径記念美術館はあります。隣接する小林古径邸と対照的なモダンな3階建ての建物です。
上越市(高田)に生まれた小林古径は画家を志して16歳で上京、その後は日本美術院を中心として制作活動を行い、多くの名作を残しました。
また、晩年は東京美術学校(後の東京藝術大学)で教鞭を執るなど、長く日本画壇の重鎮として活躍しました。
今回の展覧会では踏み絵に臨む3人の女性を描いた「異端(踏絵)」(東京国立博物館蔵)や「竹取物語」(京都国立近代美術館蔵)を含む約30点が展示されています。
観桜会の喧騒も静まり、モダンで落ち着いた佇まいの美術館の扉を開けると、カウンター越しに笑顔皺の紳士が迎えてくれます。(記念展は5月19日まで)