300年の歴史を誇る、大凧の勇壮をご覧あれ

今年3月に三条凧合戦、今町中之島大凧合戦とともに一括して「越後の凧合戦習俗」として新潟県無形民俗文化財に指定された「白根大凧合戦」が新緑深まる6月初旬に白根・中ノ口川の地にて開催されます。
大凧合戦の起源は、江戸時代の中頃までさかのぼります。中ノ口川の堤防改修工事の完成祝い、藩主から送られた大凧を白根側の人々が揚げたところ、対岸の西白根側に凧が落ちてしまい田畑を荒らしてしまいました。そのことに腹を立てた西白根側の人々は対抗して大凧を白根側にたたきつけた事がこの祭りの始まりといわれます。
大凧の各組それぞれに特色があり、揚がり方や、掛け方に違いがあります。また大凧の柄も各組で決まっておりそれを観覧するのも一興。組の伝統保守・技術の改良生かし一枚でも多く合戦することを目的に凧を作り、揚げています。
また開催期間中はメインの大凧合戦のほかにも「子ども大凧合戦大会」「市中パレード」「花火大会」「お祭り広場」などが催され活気のあふれる合戦場により一層彩りを加えます。